2014年後期公開講座を開催しました

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2014年後期公開講座として「認知症を理解・予防しよう」をテーマに、本学の姫野稔子教授を講師として、2つの講座を開催しました。遥碧祭・アスティ祭の日との同日開催で、延べ200名の参加者がありました。
講座1は、「認知症の方とのかかわり方」というテーマで講義が行われました。まず、認知症を理解しようという内容で、認知症の実態、症状や分類について話があり、次に認知症の方とのかかわり方について具体的な説明がありました。
講座2は、「認知症を予防しよう!」というテーマで講義がありました。日常生活で積極的に脳を使ったり、生活習慣を見直しで生活習慣病を予防したりすることが、認知症の予防になることが紹介されました。また、認知症は嗅覚が低下するため、嗅覚を刺激することが認知症の発症や進行を予防するということで、会場でアロマオイルが焚かれており、よい香りに包まれての講義となりました。
受講者の方々からは、「認知症の方の気持ちを知ることができて、わかりやすくためになるよい講習だった」「デイサービスのスタッフだが、アロマテラピーや回想療法など症状を和らげる方法を職場で実践していきたい」「母が重度の認知症なので、学んだことに気をつけながら接していきたい」「高齢社会で直面するこのような事象を今後も取り上げてほしい」などの意見をいただきました。
今後も、地域の方々と貴重な交流の機会となる活動として、地域の方々に役立てていただけるような講座の開催をしていきたいと思います。