赤十字活動で「日本赤十字社鹿児島県支部 赤十字奉仕団」を訪問しました

写真上:喜入中学校で行われた「赤十字防災教室」より 毛布を使った担架搬送 写真下:喜入中学校で行われた「赤十字防災教室」より 三角巾を使ったけがの手当て

写真上:喜入中学校で行われた「赤十字防災教室」より
毛布を使った担架搬送
写真下:喜入中学校で行われた「赤十字防災教室」より
三角巾を使ったけがの手当て

 

写真上:喜入中学校で行われた「赤十字防災教室」より 講義の様子 写真下:県支部で献血のキャンペーンキャラクターと記念撮影

写真上:喜入中学校で行われた「赤十字防災教室」より
講義の様子
写真下:県支部で献血のキャンペーンキャラクターと記念撮影

 

赤十字の原則として「奉仕」があるように、日本赤十字社も各地で奉仕活動を行っています。それらの活動を、中心になって行う組織が、赤十字奉仕団です。今回私たちは、「赤十字活動」という授業の一環として、鹿児島県支部の赤十字奉仕団を訪問しました。
鹿児島県支部には、アマチュア無線奉仕団、青少年赤十字賛助奉仕団、安全奉仕団、看護奉仕団という4つの奉仕団があります。私たちは訪問の中で、安全奉仕団の方々が喜入中学校で行われた、地域の方と中学生を対象とした「赤十字防災教室」への参加と、3つの奉仕団(アマチュア無線奉仕団、青少年赤十字賛助奉仕団、安全奉仕団)の代表の方へのインタビューをさせていただきました。
アマチュア無線奉仕団は、電気や交通機関が不通になった際に、団員同士、または団員と基地局が無線を使って連絡を取り合い、人々の安否確認をします。青少年赤十字賛助奉仕団は、トレーニングセンターを開いたり、学校に募金活動をするように呼びかけて、募金活動の手助けをしたりして、人を思いやることの大切さと赤十字精神を子どもたちに伝えます。安全奉仕団は、災害時に手当てなどの対応を行えるような技術を一般の方々に教える講習を開いたり、大きなイベントが開催される際にけが人や病人が出た時のためのことを考えて出動したり、それぞれ、人々の安全を守っているそうです。
防災教室では、防災のためのお話を聞いただけでなく、災害時に実践できる技術の練習も行いました。「要援護者の避難」が必要な時のために毛布で担架を作ったり、「けがの手当て」の方法として、三角巾を使って体を固定したり、「非常炊き出し」の実践として炊き出し袋を使い、清潔な水がない非常時にでも炊けるご飯を自分たちで炊いてお昼ごはんに食べたりしました。今までにしたことのない、そして役立つ体験をすることができました。勉強になることばかりでとても有意義でした。
また、本来の予定にはなかった、鹿児島県支部の中にある施設の見学もさせていただきました。献血ルームや、無線での通話が実際に行われる無線室、災害時に必要な物品を保管している備蓄倉庫などの見学です。どの場所も普通なら見ることのできないところばかりで、とても貴重な経験になりました。
今回、赤十字奉仕団の方々、日本赤十字社鹿児島県支部の方々と関わり、地域の皆さんや私たちのことなど、自分達以外の人のことを考えて活動されていることに気付きました。赤十字の「奉仕」の精神について改めて考えさせられる良い機会になりました。