日本赤十字6看護大学学生交流会に参加しました

(写真上) 1日目、日本赤十字秋田看護大学の齋藤和樹准教授による講義(写真下)齋藤和樹准教授による講義後のグループワーク発表

(写真上) 1日目、日本赤十字秋田看護大学の齋藤和樹准教授による講義
(写真下)齋藤和樹准教授による講義後のグループワーク発表

 

2日目、交流会を振り返っての反省会

2日目、交流会を振り返っての反省会

 

 

8月21日、22日に日本赤十字秋田看護大学で行われた、日本赤十字6看護大学学生交流会に参加しました。この交流会は、毎年、北海道・秋田・東京・愛知・広島・福岡の赤十字6看護大学の学生が集まり、ディスカッションなどを通して交流を深めるものです。今年5回目を迎えた交流会は、「災害看護と赤十字」をテーマにして秋田で開催されました。
1日目は、大学紹介やアイスブレイキングを行った後、日本赤十字秋田看護大学心理学の准教授である齋藤和樹先生に講義をしていただき、被災者だけではなく医療従事者の心のケアの重要さを学びました。その後各グループで「災害時における赤十字に求められる看護」についてディスカッションを行いました。グループ発表では、被災時で求められる看護として、被災者・医療従事者の心のケアだけではなく、迅速な行動や地域・他の医療従事者・ボランティアとの連携、スタッフ同士のマネジメントなどが重要であるという意見が出ました。
2日目は、日本赤十字秋田看護大学の3年生2名と4年生1名から被災体験談を聞きました。九州に住む私たちにとって、被災した人たちの生の声を聞く大変貴重な機会となりました。体験談を聞いた後、各グループで「体験談を聞いて学んだことを今後どう生かすか」についてディスカッションをしました。ディスカッションでは、ボランティアは自己完結(自分のごみは自分で持ち帰る。自分の食事は自分で用意する等)できることが最も重要であり、ボランティアも単に参加するのではなく、現状をよく把握し、目的を持って活動することも大事であるといった意見も出ました。
今回の交流会で、私が最も印象に残ったのは、2日目の体験談で聞いた言葉でした。
それは、「被災したことで失ったものがありつらい思いをしたが、全てがマイナスというわけではなく、プラスの経験ができたと思う。」という言葉です。震災から3年が経過した今、過去のつらい経験を嘆くばかりではなく、少しずつ前向きに進んでいこうとしているのだと感じました。
今回この交流会に参加し、各赤十字看護大学の学生と様々な交流をすることが出来ました。また看護職を目指す仲間たちから多くの刺激を受け、もっと積極的にボランティア活動に参加していきたいと思いました。