第44回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式に参加しました!

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8月7日(水)、東京プリンスホテルにおいて第44回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式が行われ、本学から14名が参加しました。学生時代にこのような大きな授与式に参加することができたことを嬉しく思うと同時に、会場の雰囲気に鳥肌が立つほど圧倒され、心から感動しました。

授章式後の記念講演会では、今回受章された久常先生と金先生から「私の歩んだ看護への道程」というテーマで貴重なお話を聞くことができました。行政や政治に携わり、現場の看護師がより働きやすい環境を整えてこられた久常先生のご講演では、日頃、見ているものとはまた違う看護の側面や問題、また、それを改善する難しさや次々と生じる問題など、普段の大学では学ぶことのない内容について勉強することができました。次に、東日本大震災では自らも被災者の一人であり、ご主人様を亡くされながらも、救護活動の拠点となった石巻赤十字病院で、看護部長として震災当初から救護活動を続けてこられた金先生のご講演では、私たちが知らなかった災害への設備やマニュアル、災害発生時から行われてきた救護活動や病院職員へのケアや、各県の赤十字社各支部による支援、その他の団体や病院による支援についてなどをお聞きすることができ、赤十字の看護学生としてとても勉強になりました。
最後の質疑応答では、金先生から看護学生へ「どんな役割を果たしたいか、なぜ看護師になりたいのか。その思い、熱意によっていろいろな状況を乗り越えられ、自分の力になる。今果たすべき役割がわかるような看護師になって欲しい。」という激励のメッセージをいただきました。

講演会終了後は、日本赤十字社本社を見学する機会を設けていただき、赤十字社の歴史や設立の目的、現在までに行われてきた活動について、実物の資料や道具、模型を見ながら説明していただきました。

今回、フローレンス・ナイチンゲール記章授与式と記念講演会、本社見学に参加して、普段の大学生活ではあまり実感することのできない雰囲気、感動を体験することができました。実際に体験することで赤十字という組織や責任、役割などの大きさについて学ぶことができ、看護とは何か、赤十字の看護学生として何ができるか、これから何をすべきかなどを考えるきっかけにもなりました。まだ看護師の卵として勉強を始めたばかりで、まだまだ看護師への道は長いですが、いつかはこのような章を受章することができるような立派な看護師になりたいと思います。