エルサルバドル共和国で、保健省看護課と共催し、看護継続教育者を対象とした
ワークショップを4月10~11日の2日間開催しました

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エルサルバドル保健省看護課と共催し、4月10~11日の2日間、「エルサルバドルの看護継続教育者のコンピテンシー・モデルに基づいた教育プログラムの開発」のワークショップを開催しました。このワークショップは、看護継続教育者を対象としており、2日間で延べ100名が参加してくださいました。

エルサルバドル保健省看護課とはJICA(国際協力機構)の元専門家をしていた関係でつながりがあり、今回のワークショップは、エルサルバドル保健省看護課と共催で行いました。元保健省看護課副課長、現保健省アドバイザーであるコンスエロ氏と協働で、ワークショップの企画・運営を実施しました。

初日には過去エルサルバドルで行った研究結果をフィードバックし、2日目に「看護継続教育者のコンピテンシー・モデルに基づいた教育プログラム」を提言し、「日本の継続教育の基準」を紹介しました。そして、「看護継続教育に関する課題と対策」「教育プログラムや継続教育基準を開発し実践するための方策」についての参加者のグループディスカッション、プレゼンテーションを行いました。国レベルにおける看護継続教育者に対する教育体系や関係者のネットワーク作り、看護継続教育の向上委員会の立ち上げの方策が発表されました。

今回、ワークショップの企画・運営において、コンスエロ氏を始め保健省看護課職員は、下手なスペイン語を話す私と根気よく議論を重ねてくださいました。ワークショップでは、どの参加者も終始非常に熱心で、その一生懸命に学ぼう、看護継続教育を向上させようとする真摯な姿勢が印象的で、私自身が彼女たちからたくさんのエネルギーを頂きました。
エルサルバドル看護職者は、今回のワークショップの成果を生かし、看護継続教育の向上の取り組みを推進していくことでしょう。自分が蒔いた種がどのように成長していくのか、どんな花を咲かせていくのか楽しみです。今回の経験は、国際看護の実践家として貴重なものであり、非常に素晴らしいものでした。

ご協力・ご支援を賜りましたエルサルバドルの関係者の皆様、元中米カリブ地域/看護基礎・継続教育強化プロジェクトリーダーの小川様、調整員の三上様に心よりお礼申し上げます。