新1年生104名全員がフレッシュマンキャンプに参加しました

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平成25年4月9日、10日の2日間、福岡県立少年自然の家「玄海の家」で、新1年生104名全員がフレッシュマンキャンプに参加しました。このキャンプは、人間関係論の授業の一環で、自己および他者をより深く理解するグループ活動プログラムと仲間との共同生活を通して、看護の専門職者に不可欠な人間関係能力を向上させることを第1の目的としています。精神看護領域、心理学、学年・クラス担任の教員に加え、4年生の学生ボランティア18名の効果的な関わりを得て、新1年生は、新1年生同志、学生と教員のみならず先輩・後輩の関係をもつくる機会を得ました。

初日はまず、タオルで目隠しをして他者に誘導されながら歩くブラインドウォークを体験し、弱い立場にある人の気持ちやサポートをするときに必要なことなどを感じ取りました。
そのあと、海辺に出て砂の芸術作品づくりです。グループのメンバーで何を表現したいかを話し合い、合同作品に仕上げました。夕方はバーベキューを囲み、夕べのつどいです。火を起こしたり、肉や野菜を焼いたり、歌やダンスを披露したり、後片付けをしたり、グループのなかで自分は何をしたらいいのか自分で気づいて行動することの必要性や、それができる/できない自分に気づきました。

2日目は、グループのメンバーが持ちうる情報をもとに地図をつくり、情報の必要な人に伝えるグループタスクに取り組みました。限られた時間のなかで目的を達成するために情報をいかに再構成したら、他者に正確にわかりやすく伝えることができるか、その難しさを実感しました。午後はソフトバレーボール大会で、プレイに応援にとチーム力を強化しました。

クロージングセッションでは、西日本新聞社提供の講話により、大学生として、看護の専門職を目指す者として、社会や世界そして医療界の最新の動きを知ること、情報を読み解き活用することの重要性を学びました。最後に、日本国内のみならず世界の災害、紛争、復興時における赤十字の救援活動と人道の精神について、映像を通して学びました。「世界には災害や紛争、貧困による飢餓や病気に苦しみ、救援の手を求めている人が、いまこの瞬間にもいることを忘れないでほしい」との浦田喜久子学長のメッセージに、新入生一同、赤十字の人道の精神を胸に刻み、日本赤十字九州国際看護大学の学生としての自覚を強くしました。