国家試験対策を終えて

535

 

私たち第9期生国家試験対策委員は全員合格をめざし、例年に比べると早期から活動を開始しました。

3年次の8月に国家試験対策委員メンバーが選出され、領域別実習が始まる前に問題集の販売を開始しました。各領域実習中に、その領域の試験問題を解き、臨床と知識を関連付けて学習しました。3年次の2月には本試のコピー版を作成し、試験を実施しました。

4年次進級後は、実習、就職活動、卒業研究に追われながらも試験対策に取り組みました。目の前の課題をこなすだけでなく、翌年の国家試験を見越した学習計画を立て、実践できるよう様々な活動を行いました。例えば、模試の結果を分析し、学生の希望を取り入れた補講や学年全体で勉強を教えあう学習会を開催しました。こうした活動から様々な学習方法を知り、自分の学習方法が本当に自分に合っているかを確認することができました。

国家試験を目前に控えた2月には、有志学生と教職員による激励会が開催され、3年生が作ったぜんざいを私たちは美味しく頂きました(写真)。学校全体が一丸となって国家試験に取り組む雰囲気を肌で感じ、後輩や教員から声をかけてもらう度に、一人ではないことを実感しました。

国家試験対策がスタートし1年半。
自分たちも受験生なのに委員会活動を続けていくことは、正直に言うと大変でした。しかし、国家試験対策委員活動があったからこそ、積極的に国家試験対策に取り組むことができました。この経験を4月からの看護師生活の糧とし、自分の理想とする看護師像に近づけるように努力していきたいと思います。