地域の方に協力していただき、フィジカルアセスメントの演習を行いました

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平成24年12月18日(火)に私たち1年生は、地域の方に模擬患者様としてご協力頂き、フィジカルアセスメントの総合演習を行いました。

フィジカルアセスメントとは、臨床の現場で身体的なデータの収集・査定を行うための診断技法です。この講義は、1年生の講義の中でも、ベッドなどを実際に用いて行うものです。

今回の総合演習では、将来、臨床の現場で働くことなどを想定しながら、私たちが担当した模擬患者様の訴えに応じて、授業で学習した問診や視診、聴診、打診、触診といった身体審査技術を用いてフィジカルアセスメントを実施しました。

1年生にとって、実際にフィジカルアセスメントを行う対象が学生以外であるのは初めてのことでした。演習を終えてもっとも感じたことは、看護の専門用語を使わずに分かりやすく説明をする難しさでした。たとえば、私たち学生の話を聞いて、腹部に聴診器を当てたら腸の音が聞こえるのがなぜ良いのかなどを尋ねられる方がおられました。同時に、患者の訴えを的確に聞き出す難しさも実感しました。これは今後の課題だと思います。最後のディスカッションやまとめでは、地域の方々から労いの言葉を頂き、感激すると同時にその言葉に相応しい一人前の看護師になりたいと決意を新たにしました。
協力してくださった地域の方々、企画してくださった先生方、ありがとうございました。